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02 2月

アメリカ人は、ジムでおこなう筋トレに「トレーニング(Traning)」という単語を使うことはありません。彼らはそれを「ワークアウト(Work out)」と呼びます。

私、北島達也がアメリカに住み体感した、ワークアウトそしてトレーニングという2つの単語のもつ意味やニュアンスはそれぞれ全く異なるものでした。

自ら積極的にウエイトを持つ事をワークアウトと呼ぶのに相応しい理由、そして私のYouTubeチャンネルの【THE WORK OUT】の由来を説明します。

ワークアウトとは?

ワークアウトという言葉の「ワーク(Work)」とは、機能することを意味します。

例えば、

・機械を修理したらワークした
・コンピューターのシステムがうまくワークした

このように物や事が正しく機能し、目的のために動いていること「ワーク」と言います。

そして「アウト(Out)」とは、結果として現れるという意味です。

・アウトカム=行ったことに対する成果
・アウトプット=行ったことに対する結果

アウト(Out)をそのまま直訳すると「外」となります。そしてアウトという単語を含む表現には、見えなかった何かを外に出してあらわにする、つまり結果や成果として出すという意味があります。

この2つが組み合わさった「ワークアウト(Workout)」は、身体を変えるという目的のために行った「ワーク」が、結果となって「アウト」されることを指します。

目標となるゴールを明確に思い浮かべて、そのために必要なことをおこない結果として出す。その一連の過程には、まさにワークアウトという言葉がピッタリと当てはまると思いませんか?

トレーニングとは?

一方でトレーニングという言葉には、訓練や鍛錬といった意味合いがあります。

・軍隊でおこなう訓練
・犬をしつけるペットトレーニング
・就業のためにおこなう職業訓練

など、自発的にやるものではなく、人から命令されて強制的にやらされるものというニュアンスが強くなります。部活動でやらされる走り込みなども、まさにトレーニングに該当するでしょう。

ですから、アメリカで身体を変えるためにジムでおこなうエクササイズに対して、トレーニングという言葉を使ってしまうと、意図をしたことが上手く伝わらないかもしれません。

【THE WORK OUT】北島達也公式YouTubeチャンネルの由来

せっかく筋肉を鍛えても結果が現れなければ、それはワークアウトとは呼べません。

また特に日本人に多いのが、筋トレを行った結果にではなく、筋トレを行ったこと自体に対して満足してしまっている人。それはワークアウトではなく、ただのトレーニングです。

ワークアウトとトレーニング、この2つの意味の違いを知るだけでも筋トレや結果を出すことに対する意識は変わってくることでしょう。

本来であればワークアウトと呼ぶべき行為に対して、日本ではトレーニングあるいは筋トレという呼び方が一般的となっています。だから筋トレという単語を、便宜上使わなければいけないことも多くあります。

しかし、私はあえてこの「ワークアウト」という言葉も同時に使うことで、自発的におこない結果を出すという、フィットネスに対する本来の考え方を日本にも浸透させていきたいと考えています。

成果はつらい鍛錬に耐えて手に入れるものではありません。目的に応じてみずからワークをした結果として、アウト(成果)が現れます。正しく効率的にワークアウトすれば、望んだ結果は驚くほと目の前にあるはずです。

ワークアウトの良さを知って、好きになってもらいたい。そんな思いが【THE WORKOUT】の由来となりました。

おわりに

「ワークアウト」という言葉には、フィットネス文化の良さが詰め込まれているのがお分かりいただけたでしょうか。

ぜひあなたも、目的を持った前向きで自発的なワークアウトに楽しく取り組んでみてください。

執筆者プロフィール

北島達也(きたじま たつや)

20代前半で渡米し、本場のボディビル・フィットネス文化に触れる。現役トップのボディビルダーから指導を受け、カルフォルニアのボディビルコンテストで日本人初の優勝を果たす。帰国後は東京・原宿にパーソナルトレーニングジム【Vodeza】をオープンし、数々の芸能人や経営者、アスリートなどににワークアウトを指導している。